プラスチック製品のグリーンデザイン政策に関する中国・EUシンポジウムが北京で開催
2025年12月5日、中国生態環境部対外協力交流センターとClientEarth（欧州環境保護協会）は北京で「中国・EUプラスチック製品のグリーン設計政策セミナー」を開催しました。セミナーでは、国際社会が関心を寄せるプラスチック製品のグリーン設計というホットなテーマに焦点を当て、政策、基準、技術、実践など、多角的な観点から深い意見交換が行われました。セミナーには、中国生態環境部国際合作司、関連研究機関、業界団体、中国とEU双方のプラスチック政策に関わる企業など、50名以上の代表者が参加しました。
中国の専門家は、プラスチック汚染ガバナンスに関する国際交渉の進捗状況、中国のプラスチック製品のリサイクルおよび再生可能設計に関する基準の進展、プラスチック製品の化学物質管理に関する国際的な政策動向、食品グレードのリサイクルプラスチックの安全性評価に関する研究結果を紹介しました。欧州の専門家は、プラスチックの安全性と持続可能性を確保するためのEUの政策枠組み、およびエコデザイン規制を通じて持続可能な製品の開発を促進する最新の実践を共有しました。中国石油化学工業連合会、中国プラスチック加工産業協会、中国材料リサイクル協会、世界自然保護基金、中国欧州連合商工会議所などの機関、およびネスレ、コカ・コーラ、エクソンモービル、美団などの代表者が、政策、業界、実践からの多角的な知見を共有しました。
会議の代表団は、プラスチック製品のグリーン設計分野における中国と欧州の対話と協力の強化は、発生源におけるプラスチック汚染の削減と循環型経済の発展促進にとって極めて重要であるという点で一致しました。本セミナーは、双方の関係者にとって貴重なコミュニケーションの場となり、合意形成とプラスチック汚染という地球規模の課題への共同での取り組みに寄与しました。
出典：生態環境部対外協力交流センター
